スタッフコラム個人でできるコロナ対策・感染予防のお願い:その1
追記:日刊工業新聞(2021年1月18日付)に掲載されました。
個人でできるコロナ対策・感染予防をご紹介いたします
掲載:2020.08.31
新型コロナウィルス感染の影響を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
個人でできるコロナ対策・感染予防をご紹介いたしますので、どうぞご参考ください。
図のように、鼻腔はかなり広く、気管にほぼ直結しています。
我々は多くの場合、鼻呼吸をしていますが、一時間に1000リットルの空気を鼻から気管へ直接出し入れしています。この空気に浮遊しているヴィールス飛沫は、流線が鼻腔の内壁に当たったところで付着します。これを消毒するには、鼻うがいもいいかもしれませんが、奥まで入った飛沫は取れそうもありません。
そこで、ヴィールスの増殖が進まないうちに、呼吸と同じような空気流線でアルコールを吸い込み、これを鼻腔の内壁に流して消毒することを考えました。
この手法は、「アスクドクターズ」でディスカッションした結果、ベテラン内科医の方が、「これは良さそう、感染予防効果もありそう」と評価してくれました。
市販のコーヒーウオーマーを使った場合のやり方の一例を述べます。
◆使い方は:
帰宅後うがい手洗いと共に、カップにウイスキー(40%程度)を20ccほど入れてHighで温めます。
2分ぐらいで湯気が見えてきたらカップを鼻に近づけて湯気を鼻から吸い込みます。
飛沫を吸い込んだ流線とほぼ同じように、内壁に当たったところで、結露します。
この結露は、ただの水滴ではなく、アルコール40%を含むアルコール水溶液です。
少しむせるような感じがある方が気管まで消毒出来て有効と思われます。
◆条件は:
- 体温で冷えて結露するように、やや高温の蒸気を吸う。 このコーヒーウオーマーは、70℃~75℃ぐらいまで温度が上がる、コーヒーウオーマーの中では高温の方です。
- 良く熟成された「いいお酒」が、刺激も少なく有効。 普通のアルコールでは刺激が強く、また瞬時に蒸発するので、消毒にならない。熟成したお酒のアルコールは刺激も弱く、長い時間蒸発しない。
- コストはアマゾンで3000円までしませんでした。 一家に一台置けると思います。 装置はこれに限りません。湯煎でも直接加熱でも、何らかの方法で帰宅時に蒸気による鼻消毒をしてからご家族に接するようなことを考えてください。
皆さんの健康維持に役立つことを願います。
スタッフ:TK