【創立1963年】生産自動化設備・自動組立機・メカトロニクス・技術教育実習機器の設計開発製作

スタッフコラム【開発の現場から】心臓脈動ポンプ

 

心臓脈動ポンプの開発実績をご紹介します

掲載:2021.01.28 

弊社は、生産自動化設備の設計開発以外にも、教育機関や企業向けの機械技術実習装置、医療系研究室向けの実験装置なども手掛けております。

今回は、弊社が過去に開発した装置の中から、心臓脈動ポンプ実験装置についてご紹介したいと思います。

開発装置:脈動ポンプ実験装置 MD-P370

脈動ポンプ実験装置は、実際の心臓の鼓動、脈拍に近い任意の脈動を作り出し血液に類似した液体を送り出すことができる装置です。

シリンダ式の2連のポンプをステッピングモータで駆動し、それをパルス制御することによって任意の脈動を作り出し、血流などの脈動水流を利用して様々な実験を行います。ポンプは2連式のため、実際の心臓の鼓動・脈拍に近い任意の脈動を実現できます。

またこの装置は、機械制御に馴染みの少ない医学系の方々にもパソコンで簡単に動かすことができるように、Microsoft Excelを使って書いたグラフの形通りに駆動する、画期的な「ピクチャーカム駆動システム」を採用しています。

<利用例>

  1. 実際の心臓の脈動に模した血液の脈動が必要な試験に
  2. 模擬的な血管などの試験に
  3. 手術の練習訓練用として実際の心臓の脈動による血液の流れが必要な場合に
  4. その他、様々な医療機器の開発や手術の実習などに

この装置の詳細や、各種研究用の実験装置開発につきましては、メールにてお気軽にお問い合わせください。